宇宙を、数式で解きたかった
子どもの頃から、自然現象が数式で表現できるということに、たまらない魅力を感じていました。リンゴが落ちるのも、星が巡るのも、すべて同じ法則で書ける。その延長で出会った相対性理論と量子力学に夢中になり、私は大学院で宇宙物理学の研究に没頭しました。
同時に、高校物理の教員免許も取得しました。「難しいことを、わかる言葉で伝える」——いま思えば、これが私の原点だったのかもしれません。
しかし、一生の仕事として研究者の道を考えたとき、ふと立ち止まりました。研究室の中だけでなく、もっと広い世界を、とりわけ人間の営みが渦巻く「経済」というものを、自分の目で見てみたい。そう考えた私は、直感に従って証券会社の門を叩きました。
証券会社での10年。誇りと、痛みと。
営業の世界は、性に合っていたのだと思います。常に上位の成績を残し、チームの予算達成を牽引し続け、課長への就任は社内最短記録でした。
けれど、その裏側で、私はずっとある痛みを抱えていました。
会社の収益のために、自分が本当にお勧めしたいとは思えない商品を、お客様が望まないタイミングで提案する。その結果、損失を抱えるお客様を生み出してしまったことが、一度や二度ではなかったのです。
私は、誰のために働いているのだろう。
成績表の数字が積み上がるほど、この問いは重くなりました。「売る」の前に、まず「教える」があるべきではないのか。お客様が自分で判断できる知識を持っていたなら、あの損失は防げたのではないか。——この問いが、のちのGAMの原型になります。
葬儀の現場で見た、お金の「最後の仕事」
証券会社を離れた私が次に選んだのは、周囲の誰もが驚く場所でした。葬儀会社です。
エンディングプランナーとして、私は数え切れないほどのお見送りに立ち会いました。
葬儀とは、故人様をしっかりとお送りし、残されたご遺族が次へ進むための心の整理をする、人生最後のとても大切なセレモニーです。
しかし、忘れられない光景があります。資産の残し方をきちんと決めておかなかったばかりに、ご遺族の間で諍いが起き、故人様を望まぬ形でお見送りすることになってしまったご家族の姿です。
お金の問題は、人生の最後の一日まで——いえ、その後まで——ついてまわる。「ふやす」だけでも、「まもる」だけでも足りない。「のこす」まで設計して、はじめてお金は人生に寄り添うものになる。私はそう確信しました。
人生は、プロジェクトである
その後、ITコンサル会社で大手電力会社のシステム移管という大規模プロジェクトのマネージャーを務めました。ここで得たのは、プロジェクトマネジメントという思考法です。
ゴールを定め、現在地を測り、道筋を引き、状況に応じて軌道を修正する。この考え方は仕事に限らず、家族旅行の計画にも、日々の健康管理にも——つまり、人生そのものに応用できるスキルだと気づきました。
かつて私は、星の軌道を計算していました。いま確信しているのは、人生の軌道もまた、設計し、マネジメントできるということです。
「まもる」の現場で、最後のピースがそろった
次に身を置いたのは、不動産会社でした。管理・売買の事業統括責任者として、住まいと土地——金融商品の外側にある「まもる」資産の世界を、実務の最前線で学びました。
株式や投信の画面の中だけでは見えなかったお金の全体像が、ここでようやく立体的につながったのです。
GIVEから、はじめる
証券で「ふやす」を、葬儀の現場で「のこす」を、ITの世界で「マネジメントする」を、そして不動産で「まもる」を学んだとき、私の中で一本の線がつながりました。独立を決めたのは、その瞬間です。
屋号はGAM——GIVE ASSET MANAGEMENT。
お金という広く深い領域をできる限り解き明かし、誰もが抱えるお金への不安や「わからない」を、私の知見を惜しみなくGIVEすることで取り除きたい。そして最終的には、あなた自身が自分の人生を設計し、マネジメントする力を手にしてほしい。
私の仕事のゴールは、商品を売ることではありません。あなたが「自分のお金のことを、自分で決められる人」になることです。
ふやす、まもる、のこす。あなたの人生のどのステージのお話でも、聞かせてください。まずは、お金の話を一生できる相手として、あなたの隣に伴走することから始めます。
GIVE ASSET MANAGEMENT 代表
◯◯ ◯◯(お名前)